ネット新連句「日本は三角」(二)十一

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ネット新連句「日本は三角」(二)十一
スタート 平成二十三年十一月二十五日
ゴール  平成二十三年  月   日 
メンバー 吾人(B)・不遜(B)

(一)正調

一  北がなければ日本は三角       谷川雁  雑
二    三・一一の鎮魂の歌        不遜  雑
三  お日さまと傘のあいだに雲ありて    吾人  雑
四    赤腹はんざき皆姿なし       不遜  夏
五  ぽっかりと月下の破船たばこの火    吾人  秋月   
六    兄が見送る嗚呼雁渡る       不遜  秋

(二)破調

一  おしなべて老け声だよ別烏       吾人  秋  
二    寅と尼とのラブ物語        不遜  雑恋
三  神代よりバーチャル・リアル色恋は   吾人  雑恋
四    ブータンアダルド・ジャパンアニマル 不遜 雑恋
五  一月から一番遠い十二月        吾人  冬
六    鳥葬風葬樹葬に侘助        不遜  冬
七  茶坊主の『サマーウォーズ』なからくり 吾人  夏
八    夏の陣にも月はさやけし      不遜  夏月
九  ルーブルに支援で叙勲灯を点す     吾人  雑 
十    白内障か影も朧に         不遜  春
十一 日本の美陰翳礼讃影も花        吾人  春花
十二                    不遜  春

(三)乱調

一                     不遜
 


http://plaza.rakuten.co.jp/little108/diary/200806020000/

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 谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』。日本人の美意識とは「陰」や「ほの暗さ」を条件に入れて発達してきたものであり、明るさよりもかげりを、光よりも闇との調和をもっとも重視してきたものであると分析している。照明、浴室、廁、食器、食物、建造物、芸能、美人等にいたるまで、あらゆる角度から陰翳について論じて、随筆とはいえ、谷崎文学だけでなく日本文学の中でも白眉といえる作品?

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○ 何よりもとり戻したる花明り    高濱虚子

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「灯を点す」に「花明り」は打越か~☆☆☆

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「花明り」を「影の花」に変更で~す。「花影」は月ですが、あくまでも「影の花」で。