(五十韻」又は「百韻」)歌仙「春眠の」の巻(二ウ三)

(五十韻」又は「百韻」)歌仙「春眠の」の巻(二ウ三)
スタート 平成二十四年四月十一日
ゴール  平成二十四年 月  日 
メンバー 吾人(B)・不遜(B)・於花女(B)

(一オ=八句、七句目=月)
発句  春眠の溶け出しさうな赤子かな      於花女 春
脇     井戸端会議笑う遠山         不遜  春
第三  平成の亀鳴く亀を尋ぬらん        吾人  春
四     ぬるむ水面に水輪生れつぎ      於花女 春
五   四股踏んで醜男醜女が飛び入りす     不遜  雑
六     百足おののき土竜むらだつ      吾人  雑
七   夜な夜なの採点作業月太る        於花女 秋月
八     秋灯消して楽にお休み        不遜  秋

(一ウ=十四句、九句目=月、十三句目=花)
一   やられたらやり返してよ鉦叩       吾人  秋
二     昭和の女に泣き黒子あり       於花女 雑恋
三   Eカップ胸チラつかせコチラへと     不遜  雑恋
四     常盤代役急遽於花女(おかめ)に   吾人  雑恋
五   縛されて血圧心拍値の上る        於花女 雑
六     デブィ夫人は北のシンパか      不遜  雑
七   あちこちで地べたが痒い蟻あまた     吾人  夏
八     西日の中の満員電車         於花女 夏
九   思い出も金魚の水も月帯びぬ       不遜  夏月
十     茶人泡立て語尾を強調        吾人  雑
十一  民草よ下に下にと列通る         於花女 雑
十二    例幣使街道藪に鶯          不遜  春
十三  そういえばちゅんちゅめ見ない花の園   吾人  春花
十四    蜃気楼には異国浮かびて       於花女 春

(二オ=十四句、十三句目=月)
一   へんてこなおっさんおばはん道明寺    不遜  春
二     トラ柄羽織巣鴨を闊歩        吾人  雑
三   雨しとど塀の内にも表にも        於花女 雑
四     遙か彼方はツンドラの海       不遜  雑
五   アラスカで熊に出会し「oh video」    吾人  冬 
六     燗熱うして飲み交わさうぜ      於花女 冬
七   無罪也小沢一郎の秘書無惨        不遜  雑
八     ほこりまみれた人形みたい♪     吾人  雑
九   赤い靴履いて異人に連れ去られ      於花女 雑
十     ある晴れた日に君帰り来る      不遜  雑恋
十一  ゆくゆくは黄色いハンカチ襁褓(おしめ)に  吾人  雑恋 
十二    亡妻(つま)の面影若嫁に見て    於花女 雑恋
十三  月渡る高野聖のものがたり        不遜  秋月
十四    オルフェーヴル(金細工師)よ虫売だった 吾人  秋

(二ウ=十四句、九句目=月 十三句目=花)

一   文化の日なんぞうだうだして過ごす    於花  秋
二     この菊人形野田とオバマか      不遜  秋
三   大阪のパッカー車マジ子沢山       吾人  雑

四                       於花女


http://www.j-cast.com/tv/2009/04/17039631.html
http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9%20%E5%A5%A5%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%80%E5%9C%92%E9%81%8A%E4%BC%9A&ei=UTF-8