野分なり夜半の阿修羅今朝の夜叉

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この写真おかしいですねぇ。拾い物ですがあまりにも可愛いので一度ネット連句で使わせてもらったのですが、つい最近、これと同じ写真を他のブログで見かけましてん・・・てな訳で、この傑作写真の拡散です。



○ 野分なり夜半の阿修羅今朝の夜叉




 飽きもせず大河ドラマでまた維新をやっているそうです。もともと長州は攘夷だろうが開国だろうがどうでもよかったのではないか。毛利は関ヶ原の戦からの永年の遺恨を討幕というかたちで果した、要はそれを陰で操ったのが誰だったかということです。彼たちは日本のことをよく研究しています。毛利図書館蔵グラバーメモから、日本地図を盗み出そうとしたシーボルトに、遡ってはイエズス会の報告書まで、それを窺い知ることができます。日本を支配する二重構造から各藩の事情、そして被差別層あるいは半島系帰化人などなど。よって日本の近代化は下級武士たちによって動き出すのです。

 英国戦艦にまず薩摩を砲撃させ、次に長州に仕掛け、この血気盛んな両藩を同盟にもってゆけば討幕が見えてくるのです。グラバーの自筆メモが毛利図書館に残っているそうです。それには「幕府への最大の裏切り者は私です」みたいなことが記されてあるそうです。確かに維新を操ったのは国でいえば英国に違いありません。しかし黒船で開国を迫ったのはあくまでも米国が先であります。米国は英国からの独立戦争がありました。さらに南北戦争をやらされ一息つく暇もありません。米国はそんな時期でありますからロックフェラーとかの台頭もまだありません。

 明治天皇を語るとき必ず出てくるのが長州の田布施という地名であります。意外かも知れませんが、出身を辿ると、初代総理大臣伊藤博文だけでなく、名は出しませんが当初の日本共産党指導者たちもここ田布施周辺から出ています。この奇妙なバランスがロスチャイルド一族の素顔でもあるのです。ひいてはそれが維新以降の天皇の血筋までも曖昧にしているやも知れないのです。

 皇室は皇太子を英国に留学させても、国賓をフランス料理でもてなしても、米国のメイドは使いません。おかしいですねえ。黒船に驚き、B29に慄き、地震津波、核をブチ込まれても口を閉ざし続けます。おそろしいですねぇ。しかしですよ。暮れになると、ベートーヴェン「第九」フリーメーソン賛歌を恒例のごとく合唱し、紅白の後はグラバー青年の祖国スコットランド民謡「蛍の光」で新年を迎えるのです。この国はいったいどこの国なのか。


                          ヽ(^。^)ノ