2015夏

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      【2015夏】



   ○ 巨蝙蝠の逆しまを彼と呼ぶ

   ○ 銅像の鼻毛気になる木下闇


   ○ 野分なり夜半の阿修羅今朝の夜叉

   ○ 利き手ではない手を使ひ蚊を払ふ


   ○ 堪ヘ難キヲ堪ヘ堪ヘ難キヲ堪ヘ猛暑カナ

   ○ みちのくに笑窪咲かせむ帰省の子





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 今日15日は敗戦記念日です。人は終戦記念日とも申しております。普段テレビなど見ないですが、あの忌々しい日航機墜落事故(この事件から日本の災難が始まった)と同じ日に隣国天津で爆発事故があったというんで、メデイアは何んて言ってるかと思いまして、点けてみたらいい気なもんで戦争映画の宣伝などやっているではありませんか。それも「日本のいちばん醜い日」とか「妻にひかれて特高兵」とか、正直あれあれと思いました。あの戦争はもしか勝っていたかもなんて考えられる人には終戦記念日、初めから負戦よと思っていた人には敗戦記念日、おおかたのメデイアは逆だと思うのですが(?)。でも何んで原爆第一号被爆地がカルフォルニアでなかったのかまでは思いもしない。あの玉音放送には何か訳ありの裏でもあったのかなどと首をひねるのです。



        ○ 涼しかれ傾ぎて首は胴離る

        ○ 堪ヘ難キヲ堪ヘ堪ヘ難キヲ堪ヘ残暑カナ
 

 戦後、もしや天皇家とロックフェラー家とは対立し合っていたのではないか、安倍内閣に亀裂が入りつつある理由もやはり天皇との確執が原因か、こんな穿った声も聞こえてきます。誰が何を言おうとこの国は天皇を頂点とした「日本株式会社」であります。イイとかワルイとか好き嫌いを言っているときではないのであります。またこの世紀は文明の大きな曲がり角でもあります。今までの価値観は通用いたしません。敵も味方もマネー次第で何でもありなのです。この苦難を乗り切るには護送船団でしかないのであります。それを愛国心と呼びたければ呼べばよい。


        ○ 紙にもほっとけにも見放され日本人



◆ 竹田恒泰著「アメリカの戦争責任」の要約だそうだ。石原莞爾という男。。。
http://ameblo.jp/cpa-togo/entry-12065597663.html

・・・・特別法廷の1日目の尋問で検事が満州事変につき関東軍の装備は劣弱だったというが、奉天を衝くだけの武力を備えていたのかと問うた。これに対して石原は「戦争の勝敗は予測されませんが訓練良く団結良く作戦よろしければ必ずしも兵数の劣弱を恐れるものではありません。例えば今次太平洋戦争において日本の戦力はアメリカに対して非常に劣弱でありましたけれど、作戦よろしきを得れば、必ずしも敗北するものではなかったと私は信じております」との発言に法廷は凍りついた。


◆ 石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人 (双葉新書)
http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E8%8E%9E%E7%88%BE-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%81%8C%E4%B8%80%E7%95%AA%E6%81%90%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA-%E5%8F%8C%E8%91%89%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%97%A9%E7%80%AC-%E5%88%A9%E4%B9%8B/dp/4575154040

◆ 二・二六事件の際、石原は参謀本部作戦課長だったが、東京警備司令部参謀兼務で反乱軍の鎮圧の先頭に立った。この時の石原の態度について昭和天皇は「一体石原といふ人間はどんな人間なのか、よく分からない」と述懐している。

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  (あと幾年生きられるか、実は小生、一体この句は?・・俳句であって俳句にあらず・・別に言いたいことがあるのではないか?・・そのような句ごころを目指したいと思っているのです)

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